演劇はまだちょっとハードルが高いので、今回は飲みに行くことに。
落ち着いた居酒屋に入ると、ゆうたさんはメニューを開きながら「僕、お酒弱いんですけど飲み会の雰囲気は好きなんですよね」と照れ笑い。
お互いビールを一杯ずつ頼んで乾杯した。
話題は自然と彼の夢のことに。
語る表情は真剣そのもの。
いつも柔らかい雰囲気なのに、夢の話になると一気に目がキラッと輝く。
「直接ありがとうって言ってもらえるのが嬉しいんですよね。社会って人と人で成り立ってるから、自分が少しでも元気を渡せたらいいなって思うんです」
こんなふうに考えているんだ、と感心しつつも、心のどこかで「でも、結婚を考えるとどうなんだろう…」と現実的な気持ちもよぎる。
今は学生で、まだまだ夢を追いかける途中。生活の安定や将来設計を一緒に描けるかどうかは、正直まだ未知数だ。
でも、私が「そこまでまっすぐ夢に向かって努力できるの、すごいね」と伝えると、ゆうたさんは少し照れくさそうに笑った。
「いや、負けず嫌いなだけですよ。途中でやめるのが嫌なんです」
その言葉に、彼の芯の強さを垣間見た気がした。
お酒はそこまで飲んでいないのに、気づけば2時間以上話し込んでいた。
楽しく盛り上がって、笑い声の絶えない夜になった。
恋愛としてはまだ迷いがあるけれど、彼のまっすぐさや純粋さに惹かれる気持ちも確かにある。
次に会うときは、彼がどんな未来を思い描いているのか、もう少し深く聞いてみたい。